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Vol.07Web出願、ご存じですか?
手軽なWeb出願を活用して、受験の準備を確実にすませましょう。

img気温がぐっと下がり、コートが手放せなくなりました。
皆さま、体調管理は万全ですか。
保護者のための大学選び編集部です。
寒いと思ったら、知らぬ間に暦は師走。なんていう方も
いらっしゃるのではないでしょうか。
まだまだ新型コロナ禍、年末年始は、なんとかがまんして、
素晴らしい春を迎えたいものです。

新型コロナが落ち着きをみせはじめたと思ったら束の間、
新しい変異株のオミクロンが出現してしまいました。
久しぶりに外に出て友人たちと会えるかなと考えていた
お母さん、お父さんも多くいらっしゃるでしょう。
しかし言うまでもなく、ここはグッとがまんして
お子様たちのチャレンジを支えることに専念ですよね。
さて、チャレンジをサポートする上で保護者がやれることといえば、
いわゆる“事務仕事”である手続きのフォローが真っ先に思い当たります。
そこで、今回はいよいよ志望大学への出願手続きについてお話しいたしましょう。
これまでは紙の願書を郵送で出願する方法しかありませんでしたが、
ここ数年は紙の願書だけではなく、インターネットを通じて出願することが可能な大学・短期大学が増えてきました。
大学によっては紙の願書がないところも増えてきています。
呼び方は、大学によって「Web出願」や「インターネット出願」、「オンライン出願」など異なりますが、要はネット上から申し込みができるという点は変わりませんので惑わされる必要はありません。
実際に記入しなくても良いため、記入ミスによる書き直しの手間がなくなるだけでも便利ですが、ほかにも使ったほうがいい理由があるのです。
それが以下の通り。

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知っておきたい!Web出願のメリット

※大学によって出願の方法は異なります。詳しくは各大学のホームページでご確認ください。

願書請求の手間がかからない。
通常、願書を手に入れるには、直接大学からの取り寄せや、受験情報誌がまとめている願書請求に申し込むなどの手続きが必要です。その手間がかからないのがインターネットでの出願です。詳細情報である入試要項などはpdfなどで大学のホームページに掲載されていますので、申し込みフォームに沿って入力すれば出願がはじまります。

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紙の願書が不要。
紙の願書を取り寄せるのには、通常、数日かかります。取り寄せても、万が一書き損じてしまったときなどは、もう一度取り寄せしなければならなくなったりもあり得ます。予定の段取りが大きく崩れてペースを乱しては、ここから先の大事に悪影響も。インターネット利用なら、そんな心配も無用です。

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いつでも出願が可能。
インターネット環境があれば24時間出願することができるのも魅力のひとつ。
出願締め切り間近でも出願可能だから、紙での出願の方も覚えていて損はありません。ただし受験料の振り込みや書類の送付など必要な場合が多く、スケジュールには、やっぱり余裕を持つことが大切です。申し込みが大学ホームページのメンテナンスのタイミングだったりする場合もあるので気をつけて。

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受験料(入学検定料)の支払いが便利。
紙の願書での受験料支払いの場合、その多くは金融機関での支払いとなっており、窓口業務の短い銀行での支払いは、なかなか時間の都合をあわせにくいことも多々あります。インターネット利用の場合は、ほとんどがコンビニから支払い可能。大学によっては、郵便局、銀行ATM、クレジットカード決済、インターネットバンキングが利用可能な大学もあり、支払い方法を選べるのが便利です。

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受験料(入学検定料)割引がある大学も。
インターネット利用の出願は、大学側の手間も軽減できることから受験料の割引制度がある大学も多くあります。できることなら、少しでも無駄を省いて受験したいものですよね。

賢い受験術については、
【10月の特集】もっと賢く!受験術2022
併願割引や検定料割引など、家計にやさしい受験の方法
をご確認ください。

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急な変更に対応しやすい。
願書が手元になくても出願できるので、志望校の急な変更や併願校の合否の状況を見ながら出願の検討・調整ができます。お子様もご家庭にも負担が軽減されます。

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大まかにでもわかっていたい、Web出願の流れimg

※大学によって出願の方法は異なります。詳しくは各大学のホームページでご確認ください。
インターネット利用なら急な出願でもできるという考えは危ういです。
事前準備が必要なものや期日までに郵送が必要なものもあります。
ざっくりとでも、手続きの流れを頭に入れておきましょう。

事前準備
  1. インターネット環境
    インターネットに接続しているパソコン、スマートフォン、タブレットを用意してください。
    ※OSやブラウザーの推奨環境は、各大学のWeb出願ページで確認してください。
  2. ご自身またはご家族のメールアドレス
    手続きに欠かせない情報が届くため、申し込みにはメールアドレスの登録が必要です。
  3. PDFを表示できること
    募集要項や出願ガイドなどを閲覧するために、
    PDF閲覧ソフト(Adobe Acrobat Readerなど)のダウンロードが必要です。
    ない方は、事前に無料版などをダウンロードしておきましょう。
  4. プリンター(A4サイズ印刷可能なタイプ)
    志願票や受験票などの書類を印刷する際に必要です。
    ご家庭にない場合は、コンビニのプリントサービスや学校のプリンターを利用してみては。
    プリントデータを移動させるためのUSBも、念のため持っていれば越したことはありません。
    ※プリンターが必要かどうかは、大学によって異なります。
  5. 書類
    推薦書や調査書、大学入学共通テスト成績請求票など、指定の書類を郵送する必要があります。
    発行に時間がかかる場合もあるので早めに準備しましょう。
  6. 顔写真
    申し込み時に写真データをアップロードする場合や後日郵送したりする場合があります。
    各大学の仕様に合わせて用意しましょう。

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出願の流れ

一般的なインターネット利用の出願申込の手順をまとめてみました。参考にしてください。
※各大学によって異なります。必ず受験する大学サイトでご確認ください。

  1. 大学のインターネット利用出願サイトにアクセス。
    手続きの詳細を確認します。
    出願マニュアルを用意している大学もありますので確認してみましょう。
  2. ユーザー登録
    個人情報(住所、氏名、電話番号、メールアドレス)を登録。
    この時に登録するメールアドレスがその後の連絡用となりますので、
    いつもチェックしているアドレスをおすすめします。
  3. 出願登録
    出願内容(志望学部・学科等)の必要事項を入力します。
  4. 受験料(入学検定料)の支払い
    登録が完了したら、コンビニや郵便局、銀行ATM、クレジットカード決済、
    インターネットバンキングなど大学指定の方法で支払いします。
    期日までに支払いをしない場合、取り消しになりますので注意してください。
  5. 書類を印刷
    志願票や確認票など必要な書類を印刷します。
  6. 出願書類の送付
    指定された書類を印刷して大学宛てに郵送します。
  7. 受験票の到着
    出願完了後、受験票が届きます。
    メール到着後、ダウンロードして自分で印刷する場合もあります。
    試験当日は忘れないようにしてください。

実はメリットが多いインターネット利用の願書出願。ただし、くれぐれも、ぎりぎりに申し込むのは厳禁です。
自宅のネットワーク環境が急におかしくなったり、サイトに殺到しすぎて間に合わなくなったり、なんてことだって起こり得ます。まずは一度サイトにアクセスして大まかなところを見ておきたいですよね。img

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